投資をするにはリスクは必ずつきものです。
株式投資も、もちろんリスクはあります。
しかし、リスクを避けてばかりでは、投資で資金を増やす事は難しいでしょう。
今回は、危険な株を見抜く事で、リスクをなるべく回避し、
損失を出さないようにする為の目線をご紹介します。
倒産するリスクが高そうな株はやめる
倒産しそうな会社に投資する行為って普通はしません。
株を購入する時に、この会社は倒産するかもというポイントが分かれば、
リスクを避ける事ができます。
では、倒産しそうな会社とはどんな会社でしょうか?
それは、「借金が多い会社」です。
借金が多い場合、ビジネスが滞った時に破綻する可能性があります。
では、借金が多いかどうかを見るには何を見たら良いでしょうか?
それは、
「自己資本比率」です。
自己資本比率とは、
会社全体の資本のうち、自己資本が占める割合の事を言います。
会社全体の資本は、自分の資本と、他人の資本でできています。
自己資本比率=自己資本÷資産(自己資本+他人資本)×100
で、求められます。
通常30~40%だと安全だと言えます。
これが、10%以下ですと、経営が怪しい状態です。
ただ、ビジネスチャンスの為に借金をするケースもよくあります。
企業は成長する為に、一時的に借金をするケースもあります。
その為、自己資本比率が低いから問題があるといえる訳ではありません。
例えば三菱UFJなんかは自己資本比率は5%くらいです。
自己資本比率は高い方が安全性は高いという捉え方が良いでしょう。
借金が多い会社
自己資本が低い場合、負債が多くなります。
負債の比率が多くなればなるほど、経営状態は通常悪くなります。
負債の比率で、80%を超えているとレッドゾーンの可能性があります。
特に、負債の中でも、流動負債が多い場合、すぐに返却する必要があるお金
なので、借金をたくさん抱えている事になり、リスクは大きいです。
経常利益が赤字続き
損益計算書(P/L)を見て、経常利益が3年以上赤字続きの場合は、危険です。
安定企業は、数年間黒字の会社です。
利益が増えていなくても、横ばいであれば、あまり心配ありません。
キャッシュフローで赤字続き
会社の現金の出入りが分かる、キャシュフロー計算書というものがあります。
この中でも、営業キャッシュ・フローを確認しましょう。
営業キャッシュフローが赤字の場合、資金ショートする場合があります。
稼いだお金より、借金が多い状態になっています。
いくら黒字経営でも、資金が不足すれば、倒産してしまいます。
資金不足の場合、どこかで資金を補填する必要があります。
そのような会社に資金を提供してもらえる会社はなかなかありません。